「喜びの詩」 第45号 2008年9月15日
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
目次
□ 世界の成り立ちについて
□ 人のありようについて
□ 生きることについて
□ 自分の生を、より大きな喜びにすることについて
□ 他者との関わりを、より大きな喜びにすることについて
□ 社会との関わりを、より大きな喜びにすることについて
■ いくつかのものごとについて
○ 循環
● 展開のかたち 再び
○ 物質
○ 知を活かすこと
○ 相似のたとえ
(本号に掲載するもの:■●)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
─────── 展開のかたち 再び
「もともとの意識」の活動には、「動、静」の展開が見いだせる。
そしてその展開は、人の活動の中にも、相似的に見いだせる。そこでは、
「表現し、味わう」「設計し、演じる」「体験し、補佐する」という、一連の型が循環する。
「完全な状態」 ――(静)
「意、識」の活動 ――動 ‥‥次へ展開
「識」の活動、情報を取り込む、確かめる、味わう ――静
「意」の活動、情報を生み出す、試みる、表現する ――動 ‥‥次へ展開
無限の可能性から情報を生み出す、「設計」する ――静
活動の軌跡として情報を生み出す、「演じ」る ――動 ‥‥次へ展開
「自動の働き」を「演じ」る、「補佐」する ――静
生命体の個体を「演じ」る、「体験」する ――動 ‥‥次へ展開
人の体験として、感覚や出来事を味わう ――静
人の体験として、思いや行いを表現する ――動 ‥‥次へ展開
人の表現として、ものごとを設計する ――静
人の表現として、社会的役割を演じる ――動 ‥‥次へ展開
役割を演じて、集団の活動を補佐する ――静
役割を演じて、集団の活動を体験する ――動 ‥‥次へ展開
集団の体験として、感覚や出来事を味わう ――静
集団の体験として、思いや行いを表現する ――動 ‥‥次へ展開
集団の表現として、大きなものごとを設計する ――静
集団の表現として、大きな社会的役割を演じる ――動 ‥‥次へ展開
集団が役割を演じて、より大きな集団の活動を補佐する ――静
集団が役割を演じて、より大きな集団の活動を体験する ――動 ‥‥次へ展開
─────
自分と他者という、二つの概念の組みが、一つの系統を成すものなら、
もともと一方の概念があって、その展開としてもう一方が生まれるのは、もっともなこと。
つまり、「自、他」は、「自」についての「有、無」の展開と見なせる。
質とは、そのもののありようを指すもの。
量とは、そのものが他者化し、複数化したありようを指すもの。
その意味で、「質、量」は、「質」についての「有、無」の展開にあたる。
生という体験を、「もともとの意識」による表現として眺めるとき、
その全体に、「質、量」の相似的な展開が見いだせる。
無限の可能性による、無限の展開 ――(量)
喜びの方向性による、正の方向の展開 ――(質) ――次へ展開
個体の生そのものを増やしていく、多数の展開 ――量
それぞれの生の喜びを大きくする、進歩の展開 ――質 ――次へ展開
喜びの量の追求 ――量
喜びの質の追求 ――質
正の方向の展開を実現するには、多数の展開は欠かせない。
ただ、それが当然あるとすれば、進歩の展開があるかどうかが、主な課題になる。
進歩の展開を実現するには、喜びの量の追求は欠かせない。
ただ、それが当然あるとすれば、喜びの質の追求があるかどうかが、主な課題になる。
とすると、人にとっては、喜びの質を追求することが、
正の方向の展開のための、主な課題になってくる。
成長や善行をなし、能力や人格を高め、意識の「目覚め」を高めることが、これにあたる。
こうして、それぞれの個体が喜びを最大化し、
多数の全体としての喜びを最大化させ、
それを無限に続けていくと、
生という体験は、正の要素を無限に集めたものになる。つまり「完全な」表現になる。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
あとがき
ここでは、これまでの内容を整理するような視点を提示しました。
ちなみに、多数の展開というのは、時間軸の中で、より多くの個体が成り立つことです。
単にいちどきに子孫を増やすということでは、もちろんありません。
限定性のあるこの世界では、一遍に子孫を増やしすぎれば、当然資源が枯渇するなどして、
その後の多数の展開がままならなくなります。
次号のテーマは「物質」です。唯物論などについて再考します。
それではまた。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
発行者 哲楽人 週2回発行(月曜・金曜)
バックナンバー掲載サイト http://www.yorokobi.info
前号へ / 次号へ